オブラートを最近は見かけなくなりましたね。

確か成分はでんぷんです。子供の頃、苦い粉薬を飲まなきゃならない時にオブラートに包んで飲みました。無味無臭で大変薄くて、水分があるとすぐにくっついてしまいます。

最近は実物は見かけなくなりましたが、「オブラートに包んだようにものを言う」などと直接的な表現ではなく、言外に意味を持たせるというか、間接的にそのことを表現した時のことを評して使用しているように思います。近い将来、「オブラートに包む」という言葉も死語になりそうですね。

そのオブラートに包むではありませんが、毎朝ラジオを聴いていると、フリーのアナウンサーがＭＣを務める月、火は新聞記事の紹介も正に「オブラートに包んだような表現」なのですが、誠に偏見と思われるような左派の新聞社の記事と解説、社説が殆どで、公正・中立を標榜している放送とは思えない、意識して聞いていないと、まるで世の中の風潮がそうであるかのような語り口です。正に劇薬をオブラートに包んで飲ませているかのような表現です。