昨日の新聞、テレビなどで一斉に中村哲医師が凶弾に倒れたと報道していました。この方を始めて知ったのは十数年前にNHKかどこかで取材されたものを報道しているのを見てはじめて知りました。
本当に純粋に「貧困がテロに走らせる」と考えておられたと思うのですが、それをなくすには安定した収入がなければならない、そのためには灌漑をして作物が安定的に収穫出来れば生活が安定するという考えの元で行動されてきたのだと思っています。
この誰にもまねの出来にない崇高な理念はアフガンの人々に着実に根付いていたと思われるのに、ごく一部の野蛮な考えによって命を絶たれることになってしまいました。
心よりご冥福をお祈りしたいと思いますが、ご本人はまだやり残したことがあるとの思いでしょうし、73歳というまだまだこれからということで断腸の思いでいらっしゃると思いますが、どうか安らかにお眠りください。私には決してまねは出来ませんが、日本人として大変誇りに思います。