女傑と言えば「アマゾネス」という言葉が浮かんできます。
ギリシャ神話の勇猛な女武者の民族のことですが、男性勝りの強い女性に用いられることが多いですね。
今朝のスポーツ紙に「女傑 ヒシアマゾン 死す」と大きく書かれていました。競馬をされない方には何のことか判らないと思いますが、名前の通り正にアマゾネスだった牝馬が28歳の老衰で亡くなったとのことです。とにかく私の記憶では、この馬が牡馬と対等に競走した初めての牝馬で、男馬の牡馬を打ち負かしました。
この馬の特徴は最後の直線で一気に持ち前の瞬発力で差し切るという、見ている方がスカッとする勝ち方をしてくれました。人間に例えれば、陸上競技のボルト選手と一緒に100メートル走に一人だけ女性が入って一緒に走り勝つようなもので、普通では考えられません。
最近も、彼女の後輩でそれを上回る成績の女傑の「ウオッカ」という牝馬も亡くなりました。オールド競馬ファンとしては寂しいですが、その子供や孫の馬たちの活躍が期待したいですね。