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性善説と性悪説 2020.1.7

 昨年末にテレビドラマで一世風靡して、その後映画で「ミッション インポッシブル」として大人気になった「スパイ大作戦」のような出来事が起こりました。

保釈中の人間が警察等の目を逃れて海外に逃亡することなんて考えもしなかったことです。

ゴーン被告は自分の海外逃亡を正当化していますが、法を犯して人間に正当化も何もあるはずがありません。お金を持っている大富豪には何でもできるということが証明され一般庶民の我々にはとても腹立たしいですが、彼が極めて姑息な人間であるということが証明されたことでもあると思います。

日本人は元来性善説の考えであると私は思っています。相手を信用することがまずあって、相手を疑うということはその次だと思います。逆に外国人は性悪説で、まず疑い、そしてそれから信用するということだと思います。

いにしえから外国との接点がない島国と、国境を接していろんな人が交流する外国との差ではないかと思います。その感覚の違いの隙を突いた今回の逃亡劇ではなかったかと思います。

グローバル化した今日では、法律も何もかも「性悪説」を前提としないと、残念ですが成り立たなくなってきているのかもしれませんね。

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