中国の三国志に「赤兎馬」(せきとば)という馬の話が出てきます。一日に千里を駆けるという名馬で、読んで字の如しで、「赤い毛で、兔のように早い馬」とのことで赤兎馬です。汗血馬とも呼ばれます。
三国志では誰もうまく乗りこなせなかったけれど、関羽だけがうまく乗りこなしたと書かれています。(関羽は三国のうちの一つの「蜀」の英雄で、中国では商売の神様と祀られています)
関羽の死後それから幾人もの手に渡ったけれども、誰も乗りこなせずに最後には飼葉を食べなくなり死んだと書かれています。
現代で言えば車が赤兎馬でしょうか。時は変われどそれをしっかりと乗りこなせないと言うことを聞かず暴走したり、横断歩道に突っ込んだりして若者や幼い命が奪われることになってしまいます。
三国志の赤兎馬を乗りこなす様にはいきませんが、現代の赤兎馬は慎重に注意深く運転すれば乗り手の言うことを確実に聞いてくれます。