今朝のラジオで「3010運動」は松本市が発祥との話をされていました。
いつそれが提唱されていたのかは存じませんが、今から10数年前から私が社長の時の会社の宴会や、業界の長をやっていた時の会合では、必ず最初の30分はゆっくりと食事をしてほしいとお願いしていました。
それは日本独特の、また我々業界独特の文化というか風習というか、「お酌」をしないと失礼に当たるという考えが起因していて、宴会が始まると料理なんぞはそこそこに、すぐにお酌に動く人が結構います。また、その人達に誘発されてお酌に動き出す人もいます。
そういう人をけん制するために、会社でも業界でも「30分は動かないで、料理人の方が真心こめて作った料理を味わうべきだ」と、「30分は席を立つな」と推奨してきました。
お酌という文化は日本独特のものだと思います。コミュニケーションと食品ロスと「諸刃の剣」的なところはありますが、会社の忘年会をスルーする若い人が増えて来ている状況では、お酌をするというグラウンド自体がなくなってきているのかもしれません。