今日の表題で「なんのこっちゃ?」と思われる方も多いと思いますが、これは本の題名です。
実は、今年に入って直ぐだったか、子供にせがまれて本屋さんに行きました。その際、小学校高学年向けのコーナーに、本日の表題にもした一風変わった題名の本が並んでいました。気になったので早速手に取って子供と立ち読み。これが、なかなかシュールで面白い。いいおっさんがついつい夢中に。
それにしても、最近の本屋さんは素晴らしい!!立ち読みでは無く、座って読ませてくれるコーナーまで設置してありました。もちろんおっさん用に設置されているわけでは無いのですが、空いていることをいいことに、子供と一緒にちゃっかり座って本を読ませて貰いました。
さて、その本がこれです。
「5分後に意外な結末」シリーズの黒いユーモア編。
手術を控えた男性が、手術日を目前に不安な気持ちに襲われる。そんな中、彼は、手術の前日に執刀医と師長の会話を聞いてしまう。
「先生、大丈夫。簡単な手術だから失敗はあり得ません。」
「師長、ぼく不安なんです。やはり初めての手術なので。」「ぼく、緊張すると腕の震えが止まらなくなるんですよ。」
これを聞いた彼は、病院を逃げ出そうと決心。しかし、担当の看護師に見つかってしまう。仕方が無いので、看護師にさっき聞いてしまった会話と事情を伝える。
看護師は、「だから大丈夫なんですよ。」「だって、あの先生はこの病院の跡取り息子だから、何が起こっても失敗はないのです。」
どうです?
一編が5分で読めてしまう短編集なのですが、結構シュールでしょう。50のおっさんも、うなるシュールさ。思わず購入してしまいました。
しかし、小学校高学年で、このシュールさが理解できるのでしょうか?
末恐ろしいですね。
以上です。