いきなりですが、あいさつの出来ない学生が多いとのことです。
というのも、昨日はとある学校の校長先生他、数名の先生たちとお話しする機会がありました。
深刻な人手不足に喘ぐ我々建設業界からお呼び掛けをさせて頂き、フリートーキング形式で、建設業に対する学生の意識や建設業界に入って貰うためのヒントを頂くための会でした。
まず驚いたのは、学生が描く建設業に対するイメージや我々企業の評価は、ほぼ100%ネットからの情報で完結するということ。
例えば、進路指導の先生が、就職希望の学生に対して求人票の届いている企業を紹介すると、学生は直ぐにネットで調べ、実際にはブラック企業では無いのにも関わらず、ほんの一部の「評判」をネットで見つけ「先生、ここはブラック企業だと書き込みがありました。」と申し出てくると言うのです。
さらに、保護者がこのほんの一部の「評判」をネットで見つけ、子供にその件を伝えるケースも多いと言うことが分かりました。
今さら感はありますが、改めて生の声を聞くと、ネットの書き込み等には気をつけないと大変なことになると思いました。
そしてもう一つは、あいさつです。
今どきの学校では、先生から「おはよう。」と挨拶をしても「おはようございます。」と答えられない学生が多いと言うのです。
「そんな時、先生たちはどう対処しているんですか?」と質問すると、「怒らずに、おはようが言えるようになるまで、根気強くおはようと言い続けます。」「ただ、おはようと言い続けることによって、最初はボソッとほんの小さな声ですが、そのうちおはようございます。と言ってくれるようになります。」とのことでした。
「でも飯島さん、これが大事なんですよ。」と教えて下さいました。
要は、このあいさつを返した瞬間から学生との距離がぐっと縮まって行くとのことでした。
最初は小学生みたいな話だなと聞いていたのですが、最後はとても納得が出来ました。
皆さん、しっかりとあいさつをしましょう。
これが信頼関係の第一歩です。
以上です。