2020東京オリンピック・パラリンピック延期をはじめ、世界中で、様々な大会やイベントがことごとく中止と延期に追い込まれています。
　

　そんな中、昨日は、インターハイが史上初めて中止になるとの報道がなされました。これに倣って、今後各種スポーツ、音楽、その他文科系も含め、例えば小学校の5年間とか、中学の2年間とか、高校の2年間に大学の3年間とか、それこそ今年の為に打ち込んで来た様々な努力を広く試す場が、広く披露する場が奪われていく可能性が高くなって来ました。
　

　当たり前ですが、人生において、今年は今年しかありません。このことを考えると、余りにも無情で・・・。
　さて、以前にもお話したかと思いますが、今から37年前、私は2年半の歳月、ただただ甲子園に行くためだけに打ち込んでいた高校3年の初夏、部員による部内での暴力事件が発覚し、大会への出場辞退を学校が決めました。これについては、今回のコロナ禍のような理由ではなく、自業自得ではあります。ただ、大会への出場辞退を決めた学校は、事前に我々に辞退をすることは伝えませんでした。当時は強い憤りを感じましたが、今考えると、あの時、事前に我々の了解を取り付けることは不可能だったと思います。
　

　今回のインターハイ中止の報を受けた選手や関係者も、おそらく事前の連絡は無かったと思います。昨日の会議結果を一縷の望みを持って見守っていたと思います。しかし、その結果は最悪の結果となった。これまで、そこを目指して死に物狂いで頑張って来た選手と関係者の気持ちは、37年前に、理由こそ180度違えども、ぶつけどころの無い怒りや、どうすることも出来ない無念さに直面した私には理解することができます。
　

　しかしです。
　かける言葉は見つかりません。
　

　以上です。