いきなりですが、過日は東京で食事をする機会がありました。
いつもお世話になっているお客さんの接待です。ただ、食事場所はお客さんに決めて頂きました。
で、お客さんから連絡が来ました。
「飯島さん、星一つのチャイニーズを予約しました!!」と。
「えっ!」、星一つの店と言えばもうあの「ミシュラン」しかありませんよね。
私は「マジか!!」と思いましたが、普段からお世話になっている方です。覚悟を決めて、動揺を隠しながら、「そうですか!!」「ありがとうございます。」「では、当日楽しみにしています。」と。
で、いよいよ当日です。
一つ星のお店は、私鉄沿線の昔からあるような商店街の一角にありました。
店構えに、「うちは星一つだよ!!」見たいな威圧感は全くありません。通りから、店舗内も見ることができます。
いい感じのウエイターさんが、これまた心地いい感じで中に迎え入れてくれました。
メニューは飲み物も含め全てお客さんにお任せです。
ソムリエなのかは分かりませんでしたが、ウエイターさんのワインの説明も料理に合わせて、とても納得の行くセンスのいいセレクトです。シェフもメインを出した時に挨拶に来てくれました。また、キッチンはオープンだったので、衛生的なのも目で確認出来て、とても気持ちがいいのです。
美味しく楽しい2時間ちょっとは、あっという間に過ぎました。
さてこれからが、恐怖の時間です。
なにしろ、「星一つです。」
伝票が来ました。
「えっ、えっ、えっ!!!」
なんと、想定の1/3の料金でした。
この味と、この対応と、このお値段!私なら「星三つ」を差し上げます。
「ミシュラン」と言えば、ただ、「高い!!」と言うイメージしかありませんでしたが、味だけじゃ無く、そのお店の全体のレベルをしっかりと調査していることがよく分かりました。
また、このお店をチョイスしたお客さんにも感服です。
大袈裟ですが、「えっ!!」「これだけして貰って、これだけでいいの?」って、会社も人としてもこうありたいと思った次第です。
以上です。