いきなりですが、最近では公共交通機関、特に新幹線で到着が定刻より遅れるケースが増えた気がします。
とは言え、私、この現象を決してネガティブに捉えているわけではありません。
そこで、いつものようにGoogleさんに聞いて見ると、少し古いデータが出て来ました。
国交省によると、ここ数年の輸送障害は30年前の3倍以上になっているようです。
内訳は、人や動物の線路内立ち入り、沿線火災など外的要因によるケースが全体の約40%を占め、次いで、台風や降雪、地震など自然災害、続いて鉄道会社の管理に関わることが主な原因だそうです。
ただ、以前もこのようなトラブルはそれなりの数で存在していた気がします。しかし、このトラブルが遅延に発展しない場合は件数としてカウントされなかったのではないかと私は思っています。
要は、昔ならちょっとしたトラブルによる遅延に対しては、プロ運転手の判断力と技術力を駆使して、なんとか辻褄を合わせ、定時運行を守るようなケースが多かったのだと想像するのです。
しかし、ここ数年では企業に強いコンプラライアンスが求められるようになったので、少し様子が違って来た。
現在では運行状況のすべてがネットで管理され、加えてコンプライアンスが重要視される中ではそのような対応が許されない。
結果的には遅れの増大に繋がっているのかもしれません。
また、異常気象で想定外の降雨・降雪が増えているのもその原因の一つと考えられます。
もちろん、定時運行を守る為に無理に運行する必要は全くありません。
海外では、定刻の約束は当たり前のように破られます。
そんなに慌てずに、安全第一で行きましょう。
と、そんなことを言いつつも、先日の出張では東京への到着が5分遅れ、とても焦りました。
で、ちょっと舌打ちをしてしまいました。
ごめんなさい。
これからは、1本前の新幹線を利用します。
以上です。