いきなりですが、期の終わりにほんの少し机の中を整理して見ました。
それこそほんの少しだけでしたが、余計なものが山ほど出て来ます。本気で断捨離をしたらどんな量になるのかと心配になりました。
さて、その中に会社の歴史に触れる袋と言うか書類が出て来ました。ここには、先々代の社葬に関する資料や私が入社した20数年前からの大切な営業資料が入っています。その中にまみれて珍しいものが入っていました。
写真をご覧下さい。
これは、私の祖父の給与袋です。
社名は「飯島組」となっていますが、飯島建設グループの始まりは現在も左官・タイル事業を続けているこの「飯島組」です。給与袋に「飯島貞治」と記載されていますが、この人が私の祖父で農業の傍ら左官職人をしていて、私の父親と左官・タイルの飯島組を立ち上げたのです。飯島組の社章は下の写真の通り今でも「左貞」となっており、これは左官の「左」と貞治の「貞」から取ったものです。
この給与袋を見ると、年代は書いて無いのですが、おそらく私が生まれた56年ほど前の物と思われます。ちょうど1965年の3月に飯島組と飯島建設は別法人となりましたから、給与袋にある「3月分棒給精算書」は祖父貞治が飯島組から頂いた最後の給与だったかも知れません。それにしても昔は給与を「棒給」と言っていたのですね。
昨日もお伝えしましたが、当グループでは新しい期が始まるのにあたり、昨日は奇しくも賞与支給の日でもありました。
真面目だけが取り柄だったじいちゃんの棒給が3万円。じいちゃんはこの3万円の中から私にお小遣いをせっせと渡してくれました。ありがたいことに昨日は私も賞与を頂きましたが、優しかったじいちゃんを思い出しつつ今あることに感謝しました。
真面目か!!(照)
以上です。