過日、小2と年長の娘がオセロゲームをしていました。
珍しいと言うか、懐かしいと言うか・・・。
暫く熱戦の模様に見入っていました。ただ、そこはやはり幼い二人です。四角を取りに行くとか、端の目を狙うとかの戦略はまるで無く、ただ先方の石を挟める目に黙々と石を置いて行くという単純な試合展開でした。
小2の娘は、それでも余裕。まさか年長の妹に負けるわけには行きません。私も、「それはやはり小学生に一日の長があるだろう。」と、言えば、高を括っていました。
さて、ゲームも終盤に差し掛かって来ました。年少が検討し、勝負は互角の展開です。
年少が先手で残り3手。小2が後手だったのですが、いよいよ勝負ありの番が後手小2に回って来ました。ここで、3枚を返しに行かず、1枚返るそこの目に黒の石を置けば、小2の勝利は決定です。
しかしです。
「そこに置くなー!!」
と思ったのですが、やってしまいました。
結局、その後は流れのままに石を置くだけで、先手年少の勝利です。
屈辱にまみれた小2は、泣きながら、部屋から出て行ってしまいました。
年少「お父さん、私凄いでしょう?」
私 「そう言うこと言うのはよしなさい。」
年少「なんで?」「私の方が、小さいのに勝ったんだよ!!」
私 「分かるけど、止めなさい。」
年少「なんで、なんでー?」
私 「頼むから・・・。」
年少「やった、やった-!!」
と、大声ではしゃぎます。
年少の勝利の雄たけびが響き渡る中、向こうの部屋からは、小2の絶望的な泣き声が響き渡ります。
もう、お願いですから・・・。
以上です。