それからと言っても、夏目漱石ではありません。
そうです。台風の影響で混乱した昨日の熊本〜福岡出張のそれからです。
私の予約したフライトは、羽田発10時5分。
北陸新幹線の大宮駅付近で、山手線の復旧が10時過ぎにずれ込むと言うお先真っ暗な車内アナウンスがありました。
ここで、これから先のことを頭に浮かべます。
東京駅に着くと、在来線の運行開始を待つ人で溢れて返っている。その中を掻き分けて、改札口に向かう。タクシーしか羽田へのアクセスがないので、乗り場まで行くが、長蛇の列。その上、全くタクシーが来ない。それでも、どうすることも出来ずに並び続ける。しかし、いたずらに時間だけが過ぎて行く。しかもフェーン現象でとても暑く汗が噴き出る。そして萎える。
もう、考えただけで嫌になりました。
さて、ここで思いついたのが、「そうだ、羽田まで送って貰おう!」と、なんとも都合のいい我がままな考え。でも、そうするしか無いと思って、直ぐに頭に浮かんだのが、その日何も無ければある程度時間に自由のきく「Y君」。私の大学時代の同期の紹介で知りあって以来、体育会気質の彼とは馬があい、仕事でもプライベートでも濃いお付き合いしているのですが、さすがに悪いなと思いつつも直ぐに「Y君」にLINE。
持つべきものは後輩です。
「いいですよー。」「直ぐに行きます!」
どうです。最近涙腺の弱い私は危うく泣きそうになるくらい嬉しい返信でした。
お陰様で、無事に羽田空港に到着。使用機材の到着遅れで、1時間近く出発が遅れましたが、無事に熊本に到着。その後充実した打ち合わせをする事が出来ました。本当に助かりました。
私にはこれまでの人生で、私の生き方を良い方向に向けてくれたり、とてもお世話になった方々を、題して「御恩遺産名簿」に記載しているのですが、今回の件で「Y君」も、この名簿に登録されたと言うお話しです。
まあ、「Y君」からは、「お構い無く。」と言われるでしょうが。笑
以上です。