いきなりですが、昨日は自由民主党の総裁選挙が行われ、決選投票の結果、岸田文雄さんが第27代の自由民主党総裁に当選されました。
ニュースは総裁選挙一色でしたが、その中でちょっと笑いそうになったと言うか、厚顔無恥というか、逆に感心すらした出来事がありました。
下のグラフをご覧下さい。
日テレの世論調査で政党支持率の2020年9月(左)(上)と2021年9月(右)(下)の調査結果です。
昨日の自由民主党総裁選後、立憲民主党の枝野代表は、「残念ながら自民党は変わらない、変われないと言うことを示した結果だった」とコメントしたのですが、この1年間、自民党から様々な問題が露呈される中にあって、相対する立憲民主党の支持率は3ポイントしか上がっていない現状。そこで先のコメントです。「やはり、こんなことを平気な顔して言える人じゃないと、政党の党首は務まらないだなー。」と感心すらした次第です。
「変わる」とか「変化」とか「変革」とか「改革」とかの言葉は、政局にあってはとても耳心地の良い言葉となります。しかし大切なのは、耳心地の良さに惑わさられることなく、冷静に、日本が今変わらなきゃならないことはどんなことで、絶対に変えてはならないものはどんなことなのかという部分を、ここは与党も野党も無く国として明確にすることだと思うのです。そこを明確にすることで改めて我が国のアイデンティティが内外に確立されて行くのだと思っています。そうです。国としての原点です。その面で言うと、岸田新総裁の特技は「人の話をしっかりと聞ける」ことだと言っています。それは大事なことですが、あまり人の話しばかり聞いているとなんの決断も出来ないこともあるので十分注意して欲しいと思います。
「お構いなく。」と言われますね。
失礼しました。
以上です。