とある公園での出来事です。
お父さんと息子が、キャッチボールとゴムボールでのバッティング練習です。今でも野球に関係している私にとって、野球離れが叫ばれる中、こんな光景はとても眩しく、とても安心する光景です。
お父さんは、とても熱心に投げ方や打ち方を指導していました。指導している時に投げかける言葉や指導方法を見たり聞いたりしていると、選手としても、もしかしたら指導者としてもある程度の野球経験がある人に間違いありません。私が言うのも何ですが、教え方にはそれだけの説得力がありました。
しかしです。
年のころは小学校3年生くらいでしょうか。その息子は、なかなかお父さんの指導のようには行きません。特にバッティングは空振りの連続です。
お父さんの熱血指導は続きました。
と、お父さんが何度目かの強い指導をした時です。
息 子 「もう、野球なんか上手くならなくていいよ!!」
息 子 「野球なんか上手くなったって、学校で関係ないもん!!!」
お父さん 「・・・・・。」
なぜか私 「・・・・・。」
涙が出そうになりました。
お父さん 「今日はもういいよ。」
また、涙が出そうになりました。
切ない現状です。
以上です。