中学校時代にはあったのか?おそらく高校では無かったと思うので、過日40年以上ぶりに、小学校の音楽会に行く機会がありました。
一生懸命に歌ったり、楽器を自分の担当する部分をドキドキしながらも合奏している直向きな姿に、とても心が洗われました。
そんな久しぶりの音楽会もあっという間にクライマックスに近づいて来ました。
ここで、3月で卒業する6年生全員による2部合唱が披露されました。歌われたのは「いちの歌」でした。それはそれは感動的な合唱でした。
しかし、この歌の最後に、もっと感動したことがありました。
と言うのも、恐らく6年生の担任の先生だと思うのですが、会場となった体育館の端の方で、素晴らしい合唱が終わった後の余韻の中、誰にも気づかれないように、ハンカチを出して、涙拭っていたのです。
時は2月です。6年生を、もうすぐ送り出す季節です。先生は、子供たちの「いのちの歌」を聞きながら、これまでのいろいろな場面がフラッシュバックしたのだと思います。また、成長を肌で感じたのだと思います。そして、しっかりと自信をもって送り出せる判断をしたのだと思います。もしかしたら、少しだけ自分を褒めたかも知れません。
世の中には、良いことは伝えられず、教育界の問題ばかりがクローズアップされます。
私は、あの先生の姿を見て、「先生、ありがとう。」と素直に心の中でつぶやきました。
たまにはこんなブログも。
以上です。