いきなりですが、皆さんは「中華職業棒球大聯盟」ご存知ですか?
難しい漢字が並んでいますが、「中華職業棒球大聯盟」(以下、CPBL)とは、6球団が加盟する台湾プロ野球のことです。
そのCPBL加盟球団の一つ、桃園市に本拠地をおく楽天モンキーズには昨年まで我らが信濃グランセローズの一員だった、鈴木俊輔投手が所属しています。
過日、この鈴木投手から久しぶりに連絡が来たのです。
さて、この鈴木俊輔投手は、聖光学院高校 から福島レッドホープス(BCL)を経て、我が信濃グランセローズ入団、以来独立リーグ日本一と日本のプロ12球団入りを目指して頑張って来ました。
この間彼がBCLで獲得したタイトルは以下、
- 2022年 個人タイトル
投手部門 シーズンMVP、最優秀防御率1.76、最多勝利11、最多奪三振9 - 2023年 個人タイトル
最多奪三振113
と、文句の付けようのない成績を残してくれました。
しかしながら、2022年と2023年のドラフト会議で、NPB12球団から「鈴木俊輔」の名前が呼ばれることはありませんでした。
本当に悔しかったと思います。私も彼の気持ちを思うと、悔しくて・・・。
そんな失意の中、楽天モンキーズさんから今回のオファーがあったのです。このありがたいオファーに彼も海を渡る決心をしました。
ただ、CPBLにおける日本人選手は、外国人選手扱いとなります。従って、鈴木投手も楽天モンキーズとは外国人契約をしており、シーズンを通してチームに残留する為には厳しいノルマが課せられているようです。
特に、契約は年間契約では無く、それぞれのタームでノルマの達成がかなわない場合は、即解雇の可能性を含んだ厳しい契約内容のようです。
しかし、今年1月の契約から今日まで楽天モンキーズの鈴木駿輔投手として頑張っています。
で、彼からの電話の内容ですが、「明日久しぶりに1軍で先発します。」とのことでした。
CPBLも翌日の先発投手を公表する予告先発制度を採用しているので、私にも前日の連絡となりました。
以下、彼の登板翌日6月12日(桃園中央社)の記事です。
台湾プロ野球・楽天モンキーズの鈴木駿輔投手(元BCリーグ信濃)は11日、本拠地・楽天桃園野球場での中信ブラザーズ戦に先発登板した。6回2/3で99球を投げて3安打1失点に抑え、試合のMVPに初めて選ばれた。鈴木は5月4日に2軍に降格しており、この試合が1軍復帰戦だった。
鈴木は二回にソロ本塁打を許すもその後は安定した投球を見せ、三回から六回までは安打を打たれなかった。七回途中で降板するまでに4三振を奪った。
試合後のインタビューで鈴木は、シーズン後半に向けて、チームが優勝できるようしっかり貢献していきたいと語った。
楽天の古久保健二監督は鈴木の投球について、四球が多い傾向にあるものの変化球のコントロールが良くなったと評価。相手打線を抑えるのに役立つとして、今後も先発ローテーションに入れていくと話した。
嬉しいじゃないですか。
早速「俊輔、グッドピッチング!!」「必ずNPBを見返せよ!!!」とLINEを送りました。
彼からは「ありがとうございます。」「なんとか頑張りました!」「はい。」「必ず見返していきます!!」と。
とても眩しい返信です。
必ず台湾に応援に行こうと思っています。
以上です。