いきなりですが、過日コロナ感染を経験した人と話す機会がありました。
その人の症状は、40度ほどの高熱が3日も続き、かなりきつかったようです。感染明けから1カ月経過した今でも喉の調子が悪いようでした。
さて、そんな中昔の家庭内治療の話で盛り上がりました。
私が小学校くらいの話ですから、今から50年近く前のことになります。
その頃は、まだじいちゃんもばあちゃんも一緒に暮らしていました。
当時は、家庭用常備薬なんかも無かった時代です。なので、何か身体に異変があることをばあちゃんに訴えると、ばあちゃんがいろいろとばあちゃんなりの治療をしてくれたことを思い出します。
例えば、打ち身や捻挫をした時は、一升瓶に焼酎と本物のマムシが入っている通称「マムシ酒」を持ち出してきて、「これを塗ると効く」といわれましたが、グロいのと臭いので塗るのがすごく嫌でした。
また、「頭が痛い」と言えば、梅干しをこめかみに貼ってくれました。
風邪を引いた気がすると、「すりおろしりんご」を食べさせてくれました。
風邪の症状には他にも対策があって、お椀にたっぷりネギと大量の鰹節をいれ、それを味噌で味付けした味噌汁のようなもの、ばあちゃん曰く「ねぎと」と言っていた記憶がありますが、それを飲むと効くと言って作ってくれました。
もう一つは、定番の「たまご酒」も飲んだ記憶があります。
極めつけは、熱が出た時です。熱が出た場合は、「長ねぎ」を手ぬぐいに巻き込んで、それを首に巻いて寝ろと言われました。
これは、目が痛いし、臭くて嫌がったのですが、ばあちゃんは許してくれませんでした。
これらに医学的な根拠があるのかどうかは全く分かりませんが、不思議なことにこれらを施してもらうと回復しているような気持ちになってきたことは確かです。
ばあちゃんの愛情治療ですね。
いい話しです。(笑)
以上です。