いつも散歩している犀川沿いの土手では、恐らく近くの高校野球部の投手陣だと思うのですが、オフシーズンになると長距離ランニングで下半身を鍛えています。
先日の散歩中も、ユニフォームを着た球児達が、私を追い抜いて行きました。
さて、いきなりですが国民的スポーツであるはずの野球界は、ここ10数年来大変な問題を抱えています。
それは、子供たちの野球離れです。ここ10数年で少年の野球競技人口は半減したと言われています。プロ野球や高校野球を観る人の数は、内訳は別として、その数だけ見ると減ってはいませんが、そもそも将来プロ野球選手になって行くであろう、少年の野球離れには歯止めがかからない状況なのです。
もちろん、この問題はプロもアマチュアも十分認識しており、現在ではプロアマの垣根を超えて真剣に議論し、その対策を講じているところです。
そんな中、ユニフォームを着た野球少年や野球少女の姿を見ると本当にほっとします。
散歩の途中で、追い抜いて行った彼らが、折り返して戻って来ました。私は彼らの邪魔にならないように、道を空けて上げました。
すると元気な声で、「おじさん、すみません!!」と。
「おいおい、おじさんかよー!!」
でも許します。
だって、野球界の宝ですからね。
以上です。