いきなりですが、
東京女子大学総合計画、聖心女子学院修道院・教室、フェリス女学院10号館、聖路加国際病院、ソヴィエト大使館、ノートルダム清心女子大学本館・東棟、アメリカ大使館、ペイネ美術館、カトリック・ナミュール・ノートルダム修道女会、東京女子大学礼拝堂・講堂・本館・外国人教師館・ライシャワー館・安井記念館・東校舎・西校舎(登録有形文化財)、●日本楽器ビル・山葉ホール、聖アンセルモ目黒教会、国際基督教大学図書館、イラン大使館、立教高等学校本館校舎、群馬音楽センター、東京聖十字教会、立教学院聖パウロ礼拝堂、南山大学総合計画、聖マリア修道女会幼稚園・修道会、上智大学6号館・7号館等々。
上記は建築家アントニン・レーモンドの代表作です。
アントニン・レーモンドは、1919年、帝国ホテル設計施工の助手として有名な建築家であるフランク・ロイド・ライトと共に来日以来、我が国を愛し数々の歴史的作品を日本に残しました。
さて、写真をご覧下さい。
そうです。グランドピアノですね。
過日、軽井沢で竣工したお客様の別荘を訪問した際に見せて頂きました。
そして、このピアノがなんと、↑の●印にあるように日本楽器ビル・山葉(YAMAHA)ホールの設計を手掛けたことの記念として建築家のアントニン・レーモンドがデザインしたピアノなんだそうです。とても稀少なピアノだそうで、マホガニーでレッドブラウンの本体にともすれば不釣り合いのようにも見える丸みを帯びた黒い脚柱が私にはとても印象的でした。
当日は、別荘を設計された建築家の先生も一緒されていましたが、ピアノの腕木(うでぎ)部分が垂直になっていないところが実に建築家のデザインらしいと感心さていました。
日本に暮らしたアントニン・レーモンドは、軽井沢にも縁が深く、夏は軽井沢で過ごすことが多かったようで、軽井沢聖パウロカトリック教会の設計も手掛けています。
そんなお話も聞きながら、軽井沢の別荘で出会ったアントニン・レーモンドのピアノを前に、珍しくうっとりさせて頂いたと言うお話です。
以上です。