いきなりですが、古い話しで言えば、ヒッチコック監督の映画「鳥』」ではないですが、最近の散歩では少し恐怖を感じています。
と言うのも、私の歩く堤防道路の散歩コースには、ちょっと怖くなるくらいに多くのカラスが群れをなしています。
以前に比べカラスの数が明らかに多くなっている気がするので、少しGoogleさんに聞いて見ると、やはりカラスの数は特に都市部で増えているようで、その要因は「冬の死亡率が減ったから」だと。死亡率が減ったのは、年間を通しカラスにとって豊かな生ゴミ等の餌がまちに溢れ、それを冬の間も食べることができるのが繁殖に繋がっているとのことです。
カラスは、餌がある場所しっかりと認識できる「認知地図」が発達しているとされ、いったんゴミ袋の中に餌を発見すれば、「ゴミ置き場にはごちそうがある」と覚えてしまうそうです。
我々人間からすれば、生ゴミをあさるなど迷惑この上ないと感じますが、カラスがゴミをあさるのは自分たちが生きて行く為に普通のことをしているだけであり、しかも、カラスはスズメやカルガモの卵やヒナを食べることで野鳥の増えすぎを抑えている面やネズミやなどもかなりの数がカラスに食べられている面からも生態系の維持に一役買っているとのこと。
とは言え、やはりカラスが増え過ぎているのも間違いないようで、下の写真のように、それは、我々人間がつくってしまった現在の環境自体が問題だと結ばれていました。
私が、カラスの進化を実感するのは、以前は私が近づくと、カラスたちは警戒して一斉にその場から飛び立っていたのですが、最近では近くに行っても逃げないで私をやり過ごすカラスが登場しています。
小学生時代、繁殖期にあったカラスの巣のそばを通り掛かった時、ひなが襲われるのを警戒したカラスから攻撃を受けた経験のある私は、その逃げないカラスがとても怖いのですが、「人間代表として、カラス如きに舐められてたまるか!」と、意を決して、堂々を装いながら通り過ぎようとします。その際横目でカラスを見ると、小首を傾げなら、不思議そうに私を見ているのです。その表情が、まるで恐怖におののく私の気持ちを見透かしているようで・・・。
カラス、おっかないです。
以上です。