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キャンセル料を厭わない 2020.12.10

 第3波と言われる新型コロナウィルスの感染拡大を受け、政府が「勝負の3週間」(新型コロナウイルス対策の政府分科会の提言を受けて西村経済再生担当大臣が呼びかけたのが11/26だったので、その週の週末を起点とすると12/20くらいまでということになるでしょうか。)と対策を呼びかけてから2週間が経過しています。

 この呼びかけによって、一度戻りかけた飲食店への客足が当然のことながら大幅に減少しているようで、飲食店を経営している友人や知人からは悲痛な声が聞こえてきます。

 なにも悪いこともしていないのに、本当に可哀想で仕方がありません。

 さて、例年ならこの時期は忘年会です。しかし、私の予定表は真っ白です。また、年が明けると賀詞交換会等が開催されますが、これもほぼほぼ中止の方向となっています。政府の呼び掛けは「勝負の3週間(11月28日~12月20日)」であるはずが、その3週間が明けて開催が予定される会であっても予約が滞っています。まあ、「勝負の3週間」後の感染状況も分かりませんから、そのようなマインドになってしまうのも当然でしょう。

 更に、今年の経験上、飲食を伴う会を、開催するか中止するかの決定を下す場合、2人以上の人が集まってその結論を出す時は、ほぼ100%中止になります。それはそうです。もし最悪の事態が起こった場合、「あの時、お前が開催しろと言った!!」と言われるのはごめんですから。

 でも、全てを中止にしていたら本当に世の中から飲食店は消えてしまいます。
 本当に消えてしまってもいいのでしょうか?

 そんな寂しいまち、私は嫌です。
 ならば、一定の決まりをつくり、腹を決めたらいいと考えるのです。

 例えば、会の予約をする時点で、長野県なら県知事が独自に出す警戒レベルが3以下であったら開催の方向で予約をする。しかし、直前でレベル4以上になってしまったらこれは決まりなのでキャンセルをする。でも、その際はキャンセル料をしっかり飲食店側に支払う。食べ物を粗末にすることはいけませんから、これも例えば予めテイクアウトできるお弁当形式にしておくとかの工夫をする。

 まあ、出鱈目に聞こえるかも知れませんが、今の飲食店の現状を鑑みるに、最悪キャンセル料を支払うことを厭わず、腹を決めて予約をするべきだと、私はひとりで思っているというお話です。

 失礼しました。

 以上です。

飯島建設株式会社