いきなりですが、ここ数年の夏はほとんど利用しなくなってしまいました。
というのも、早ければ4月くらいから衣替えする私は、もちろん時と場合によってスーツとシャツを着用しますが、通常はジャージスーツにポロシャツかTシャツといういで立ちが多く、ジャージスーツもポロシャツやTシャツも、最近ではシャツでさえ家で洗濯できる素材が多いので、5月~10月に掛けてはクリーニング屋さんにお願いする物が極端に少なく、結果クリーニング屋さんを利用する機会が少なくなってしまいます。
そこで、気になって少しGoogleさんに聞いて見ると、2022年の国内クリーニング関連市場で一般的クリーニング店の売上は、前年比110.0%の1,600億円となっていました。
「えっ、前年対比110%!!」と少し驚いたのですが、直ぐにその理由はコロナ禍によるものだと言うことに気がつきました。
2020年~2022年の緊急事態宣言解除までは、テレワークの促進や、外出を控えることが奨励されたので、クリーニングに出す機会の多いワイシャツやスーツ等が販売不振になった影響を受け、クリーニング屋さんはかなり厳しい状況だったと思います。それがコロナ明けで以前に戻ってきたんですね。
ただ、2018年のデータを見ると売上は2,430億円となっていますから、コロナ禍から回復基調とは言え以前の売上の2/3程度にとどまっているようで、業界の不況が心配されます。
ただ、夏はクールビズが進みかなりラフなスタイルになっている一方で、これが冬になると不思議にスーツにネクタイという恰好をしたくなるのです。
それに、クリーニング屋さんから仕上がって来たシャツに袖を通す瞬間がなんとも言えずに好きです。
家の洗濯とアイロンではあのパリッとした「ノリ」のきいた感覚は生まれませんし、襟や袖のクリーニングを「ノリ」仕上げすることで、生地の中まで汚れが進入することも防いでいるのです。
で、贅沢ですが、私には既に20年以上に渡って家まで洗濯物を集荷しに来てくれるクリーニング屋さんがいます。
先代は亡くなってしまいましたが、今では息子さんが来てくれています。
その方の気持ちを思うと、「まだその必要は無いよな。」と思う物までクリーニングをお願いしています。
でも、これは無駄遣いだとは思っていません。
長く続けて欲しい。
感謝しています。
以上です。