いきなりですが、昨日は第50回衆議院選挙が公示されました。
選挙の争点や論点が「政治とカネ」のみになっているのが残念でなりませんね。
さて、立憲民主党の野田代表は、10月に入り「政権交代を目指す」と述べました。この言葉を聞いた時、私は背筋が凍り、いやな汗が身体をつたうのを感じました。
遡ること、2009年~20012年の民主党政権下、当時「コンクリートから人へ」などと言う、耳心地のいいフレーズのもと、公共工事とそれを受注する建設業は「悪の対象」と化してしまいました。
この間、私どもも窮地に陥りましたし、多くの仲間が倒産したり、廃業し業界からの退場を余儀なくされて行きました。また、多くの技能者、いわゆる職人が業界を離れて行きました。
我々は、ただただ、真面目に働いていただけです。なのに「悪人」扱いをされた上、仕事量は激減したのです。
当時、ある若くて腕のいい職人さんが離職の挨拶にやって来ましした。
「これまで本当にお世話になりました。」と。
私は、「なんで辞めちゃうの?」「あなたの腕なら、今は仕事が無いかも知れないが、これからもっと稼げるよ。」「俺も頑張るから。」と引き留めをしました。
しかし彼は、「社長、小6年の娘が、お父さん、お父さんは毎日悪いことしているの?」「なんで?」「だって、建設はいけない、いけないってテレビで言ってるよ。」「俺辛いです。」と・・・。
私は、あの時のことを今も忘れていませんし、決して許すことはできません。
このブログでは政治に関することは記さないようにしています。
でも、なんだかあの時を思い出してしまいました。
失礼しました。
以上です。