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ゴリラの子育てに思う 2019.2.5

 いきなりですが、ゴリラの子育ての世界を、例によってネットで検索して見ました。

 ゴリラの世界では、母親ゴリラは出産を経て自然に母親になりますが、ゴリラの父親は、母親ゴリラや子どもたちによって成り立つもので、自覚によって作られるものではないそうです。

 母親ゴリラは、生まれてから1年は絶対に子どもを離さないそうです。また、その間、母親ゴリラは子どもを叱らず、つねに子どもの味方をするそうです。そして、その時期が来ると、母親ゴリラは父親ゴリラに子どもを託します。その後、母親ゴリラと子どもに父親として認められて、初めて本物の父親ゴリラになるのだそうです。

 では、父親ゴリラは、母親ゴリラと子どもに何を託されるのか?

 それは、子ども同士がうまく遊べるように促すことや正しく叱ったり、けんかの仲裁者になったり、自らが遊び相手になること。つまり子どもが生きて行く為の社会性を保てるよう導くことを託され、そこで父親の真価が問われるのだそうです。これを父親としてしっかりと導き、母親ゴリラや子どもに認められなければ、いくら父親ゴリラが「俺はお前の父親だ」と主張しても、本物の父親にはなれないのだそうです。

 さて、千葉県の野田市で、実の子どもを虐待し死亡させるという事件が発生してしまいました。昨年も、東京の目黒区で父親に虐待され幼児が亡くなると言う、胸が苦しくなる事件が発生しています。

 こんなことが頻繁に起きると言うことは、今この時も、実の親からの暴力に怯えて暮らしている子どもが必ずいるはずです。

 亡くなった子どもたちは、ゴリラの子どもに生まれた方がどんなにか幸せだったかなんて、幼稚なことを考えてしまいます。

 国の諸問題の解決はもちろん必要です。しかし、それよりもっと早くこの問題に対する国としての手だてが必要です。子どもは親を選べません。選べないなら、やはりプライベートへの強制介入が必要です!!これ以上子どもを犠牲にしてはなりません。

 早急に。

 以上です。

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