いきなりですが、過日長い間幼児教育に携わった先生にいろいろと勉強をさせて頂く機会を得たとお話しましたが、その中で、かなり面白い話が二つほどありましたので、順次ご紹介します。
先生が園長をされていた幼稚園のある保母さんは、とても絵を描くのが得意でした。
そんなこともあり、お絵かきの時間は特別熱が入り、絵画技法遠近法やハレーションを起こす色使いなど、まだ3才~5才では習わなくてもいい絵画技術や手法も子供たちに教えていたそうです。
そんな中、ことは起こりました。
それは参観日のことです。
前の週、子供たちは先生からハレーションを起こす色使いを教えて貰ったばかりだったそうです。
お母さんたちが続々と教室に入って来ました。
そして授業始まるやいなや、教室に来ていたお母さんを一通り見まわしたある男の子が、あろうことか教室中に聞こえるような声で、「ねえ、〇〇ちゃん、〇〇ちゃんのお母さんの服、あれ、使っちゃいけない色だよね。」「だって、緑と赤だよ。」「先生、赤と緑はハレーションが起こるんだよね???」と。
先生は、思わずその男の子の口を手で塞ぎたくなったそうですが、後の祭りです。
このあとの気まずさは皆さんのご想像にお任せします。
子供には何の罪もありませんが、敵いませんね。(笑)
以上です。