「えっ?もう3月!!」って感じです。
さて、アメリカ出張のおまけで、おもしろい話しを聞いたのでお伝えします。
皆さんは、ミネルヴァ大学をご存知でしょうか?合格率1.9%の超難関大学で、今やハーバード大学より入学が難しいと言われ、実際、ハーバードやケンブリッジに合格したのに、これを蹴ってまで優秀な学生に選ばれる大学だそうです。
このミネルヴァ大学は、アメリカのサンフランシスコに本部を置いていますが、実はキャンパスは持っていません。世界各国から集まる学生は、全員で寮生活を送るのですが、授業は全てオンラインで行われ、教授の側が世界各地からコールインするのだそうです。
オンライン授業ではありますが、教授側からはどの学生がどの程度発言しているかとか、学生がどのキーワードを拾っているかなどが一目瞭然に判るようになっていて、例えば授業についていけていない学生がいたとしたら、アルゴリズムがキャッチして教授側に伝えられるシステムになっているとのことです。
驚きませんか?
ミネルヴァ大学指導方針は以下、
1) どうすれば社会の重要な課題を発見できるか
2) 課題に対するクリエイティブな解を見つけられるか
3) 解を実現可能なレベルに落とし込めるか
4) 課題と解について人に上手く伝達できるか
また、更に楽しくユニークなのは、サンフランシスコで4年間を過ごすのでは無いのです。学生達は、最初の1年はサンフランシスコ、その後はソウル、ハイデラバード、ベルリン、ブエノスアイレス、ロンドン、台北、と学期ごとに世界各地を転々としながら、現地で課題解決型のプロジェクトを繰り広げて行くというのです。
日本人学生も一人いるようです。今後のミネルヴァ大学に注目ですね。
以上です。