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ベトナム 最終回   2024.7.26

 いきなりですが、とにかく若いんです。

 なにが若いかと言うと、ベトナム人の年齢です。
 ベトナムの平均年齢は、なんと31歳~33歳と言われています。平均年齢が50歳弱の日本人に比べると、その若さが際立ちます。

 なので、まちを歩いていてもその活気が伝わってきます。

 現在の人口は、約1億人と言われていて、人口の約65%が60歳以下で、中でも20代後半の人口比率が高い状況。
 この数字だけ見ても、今後の経済発展が容易に予想できますよね。

 ただ、「ベトナム人女性一人が一生の間に産むとされる子供の数」は1980年には、5.05人だったのに対して2020年には2.05人と大きく減少しています。
 これは、1988年に導入された「二人っ子政策」が原因のようでうすが、当然今は廃止されました。

 さて、ベトナムに行って現地の方に会うと、ほぼ確実に年齢を聞かれます。
 何でこんなに年齢のことを聞くのかとガイドさんに尋ねると、それはなんとベトナム語では、相手の年齢から二人称を確定させる必要があるからなのだそうです。
 要は、ベトナム語の二人称は相手が年上か年下か、そして年齢がどのくらい離れているのかによって呼び方が変わってくるのです。

em(エム)自分の兄くらいの年上の男性
anh(アイン)自分の姉くらいの年上の女性
chị(チ)自分の弟や妹くらいの年齢の年下
cô(コー)相手がおばくらいの年齢の年上女性
chú(チュー)父親と同じかそれよりもやや若い年代の年上男性
ông(オウ)祖父の年代の年上男性
bà(バ)祖母の年代の年上女性
cháu(ジャウ)自分の子供またはそれ以下くらい年齢の離れた子男女共通)
Bạn(バン)同年代の男女

 と、このように細かく二人称が区別されており、日本語のように、おじさん、おばさん、おにいさん、おねえさんとはいかないのだそうです。

 で、私は今回のガイドさんはじめ、出会った多くのベトナム人からは、chú(チュー)と呼ばれました。
 平均年齢が30歳の国ですから、ほとんどの人からchú(チュー)と呼ばれるのも仕方が無いですよね。

 ただ、釈然としませんでしたが・・・。(笑)

 以上、ベトナム報告とさせて頂きます。

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