まずは、このたびの線状降水帯による大雨で被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。
さて、いきなりですが、ペロシ下院議長のアジア歴訪の真意がよく分かりません。
11月8日にアメリカの中間選挙行われる予定ですが、状況とすると今回は民主党が負ける公算が大きいと言われているようです。また、ペロシ議長は今議会で下院議長の職を辞すると言っているそうです。
このペロシ議長は、アメリカの対中タカ派の中でも、筋金入りの強硬派として有名です。
たしか昨年だったと思いますが、何かの機会に「経済的利益を優先して中国における人権の在り方に異を唱えことをしないのであれば、アメリカは世界のどこにおいても人権について語る道徳的権威を失うことになる。」と語っていました。
私は、この言葉に感銘を受け、「ごもっともだよな。」だと思いつつ、この時初めて、ペロシ議長の存在を知りました。
ただ、とは言え大きな混乱を招くことが予想できる中、なぜこの時期のアジア歴訪で、なぜ台湾を訪問しなければならなかったのか?
残念ながら、私としては一部でささやかれている、政治家としての集大成として、また、対中強硬派としての最後の象徴的な行動として、自叙伝の最終ページに載せるための個人的な記念事業としての歴訪に思えてしまうのです。
起きることが明確な中、いたずらに混乱を巻き起こすことは、立場のある人の行動では無いなと思います。
もし、ペロシ議長にもっと違う、筋の通った歴訪の真意があるのならごめんなさい。
以上です。