いきなりですが、皆さんは「ポリコレ」ってご存知ですか？「パリコレ」ではありません。「ポリコレ」です。

　実は、昨日のことですが、私のブログを見ている物好きな証券会社の担当者さんが打ち合わせで来社。世間話をする中で、私のブログの話しになり、その際、私がブログで使用している言葉について指摘を受けたのです。

　その指摘が「ポリコレ」についてでした。

　さて、その「ポリコレ」ですが、正式には「ポリティカル・コレクトネス」と言い、1900年代に入ってアメリカを中心に浸透して来た概念だそうです。
　当初は、「政治的正しさ」の厳守を求める言葉として利用されていましたが、その後は人種や民族、ジェンダーに由来する差別が助長されることを防ぎ、政治的・社会的に公正な表現を指す表現として世界各国に浸透して行ったそうです。

　と言っても何のことかさっぱり分からないと思いますのでもっと簡単に言うと、これまでは男性なら男性、女性なら女性と言う特定の性別を連想させる職業の名称が多くあったのを、例えば「カメラマン」を「フォトグラファー」と呼んだり、「スチュワーデス」や「スチュアート」を「キャビンアテンダント」と言うようになったり、身近で言えば、「看護婦さん」を「看護士さん」とか「保母さん」を「保育士さん」と呼称するようになっていますが、これが「ポリコレ」の影響なのです。

　この他にも、色で人種を特定するような名称も「ポリコレ」の一種で、クレヨンや色鉛筆で「肌色」と言う色は、もうこの世から無くなっているそうです。

　で、昨日指摘されたのは、過日のブログで「保育士さん」を「保母さん」と記していたこと。確かに、幼児教育の先生から聞いたお話しの中で「保母さん」を使っていました。

　ただ、その指摘を受けた後に考えて見たのですが、例えば「アンパンマン」とか「ウルトラマン」そして「スパイダーマン」とかは既存既得権があるから許されるとして、今後は「〇〇マン」とか言う正義の味方は、もうこの世の中には現れなくなってしまうのでしょうか？

　失礼しました。

　以上です。