いきなりですが、過日小学生が多く集まる会に出席する機会がありました。
そこで気がついたことがありました。
と言うのも、その会では、メガネをかけている子が異常に多いと思ったのです。
私が小学生の頃は、メガネをかけている子どもは稀でした。当時の印象としては、勉強ができる子がメガネをしているみたいなイメージだった記憶があります。なので、今でこそ私もメガネをしていますが、言うまでも無く当時はメガネとは無縁でした。(笑)
子どもたちのメガネ率が気になって、今回もGoogleさんに聞いて見ると、今や小学生のなんと約3人に1人がメガネを必要としているというのです。実際に、文科省が2019年に発表した「学校保健統計調査」によると、視力が1.0に満たない近視の子どもの割合は、小学生で約35%、中学生では約58%と、恐ろしいデータが出ていました。
約30年前のデータによると、視力が1.0未満の小学生の割合は約8%、中学生では約10%だったので、いかに現在の状況が酷いかが分かります。
理由は誰もが分かると思います。
そうです。
ゲームやパソコン、スマホの普及ですね。
今や、小学校の授業でもパソコンが取り入れられ、実際うちの子供も私よりパソコンに詳しいほどです。スマホに至っては塾等に通う小学生が親との連絡ツールとして必需品になっている状況のようです。
このデータが載っていたレポートには、日常生活で、近距離を見る状況が圧倒的に増えている。近距離でパソコンやスマホの細かい動きを追って見ているせいで、目のピント合わせをする力に負担をかけることになっており、通常、ピントを近くに合わせたときは目を休ませれば回復するものだが、長時間にわたって見続けていると、目の回復力が弱くなり疲れ目になりやすい状態に加えて、外で遊ぶ機会が激減していることで、遠くを見る機会も少なく、これらが視力低下に繋がっていると記されていました。
子どもの「生活環境・生活習慣」は親の責任とは言え、パソコンやスマホを取り上げることは出来ないと思います。
文明の進化が身体の退化(?)を招く。
難しい時代になったものです。
以上です。