いきなりですが、羽田空港を利用する際はほぼ100%モノレールを利用しています。
浜松町駅~羽田空港間の東京モノレールは、1964年の東京オリンピック開催に合わせて日本で初めて運行を開始しました。なので、今年で59歳。ほぼ私と同じ年齢なのでなんだか親しみが湧きます。
浜松町からモノレールに乗り込み、天空橋駅付近にある「ポンジュース」の看板を見ると、「いよいよ今日から旅が始まるな。」とテンションが上がります。
野球の遠征であったり、ウキウキする旅であったり、大きな仕事の出張であったり、はたまた謝罪をしなければならない出張であったり・・・。
また、帰りの羽田空港からのモノレールでは、「やっと帰って来たなー。」と実感し、今回の旅の思い出に浸る時間となります。
さて、過日も出張でこのモノレールを利用しました。
当然、車内アナウンスが流れていたのですが、このアナウンス、これまでしっかりと聞いたことが無かったことに気がつきました。
と言うのも、モノレールの車内アナウンスは、次駅や乗り換え案内を日本語、英語、中国語、韓国語でそれぞれ機械的にアナウンスするだけだと思っていたのですが、注意して聞いていると、正確には覚えていませんが、「今日も東京モノレールご利用頂きありがとうござまいす。」「まもなく終点の浜松町に到着いたします。」「今回の旅はいかがだったでしょうか?」「本当にお疲れ様でした。」「ただ、ご自宅に着くまでが旅でございます。」「この先もどうかくれぐれもお気をつけ下さい。」と、車掌さんらしき人が生の声で、優しい感じで、語り掛けるようなアナウンスが流れたのです。
なんだかとても温かい気持ちになりました。
これまでも、こんな温かい気持ちになるアナウンスは流れていたのでしょうか?
今回の旅で辛い思いをした人には、心に染みるような、世の中捨てたもんじゃ無いと思えるような、そんな温かいアナウンスでした。
因みに、心配されるといけないで、そのアナウンスを聞いた時の私の旅は、まるで辛い旅では無かったことをご報告しておきます。
失礼しました。
以上です。