いきなりですが、我らが信濃グランセローズは、先週末、NPB(プロ野球12球団)の埼玉西武ライオンズさんのファームとの交流戦を行いました。
今シーズンのルートインBCリーグ北地区では、埼玉西武ラインズ(以下西武)、福岡ソフトバンクホークス、そして読売ジャイアンツのそれぞれのファーム、又は3軍、4軍との交流戦が組まれています。
先週末の西武戦は、信濃グランセローズが7対4で西武に勝利することができました。
ただ、本試合は、信濃グランセローズは公式戦扱いで、西武はあくまで育成選手を中心に、野手では一打席でも多くバッターボックスに立つこと、また投手では一イニングでも多くマウンドに立ち、実戦を通しての育成をすることが目的なので、それぞれ試合運びのスタイルが違います。もっと分かり易く言うと、信濃グランセローズは勝利の為に送りバントやスクイズバントも辞さないのですが、育成目的の西武は、そのような場面でも打者には積極的に打たせていくことになります。
そんな中、この試合でひと際目立った選手いました。その選手は西武の児玉亮涼選手です。身長はプロ野球選手としては小柄な166㎝ですが、俊敏な動きと堅実な守備を見せる遊撃手です。WBCで活躍した西武の源田選手がケガで出遅れた中、児玉選手は一軍で活躍しましたが、現在はファームでプレーしており、今回の信濃グランセローズ戦にも帯同。そこで、5打数5安打を記録し、一軍選手とファーム選手、独立リーグ選手との違いをまざまざと見せつけてくれました。
一番の違いは準備です。
恐らく、相手投手の配球をベンチにいる時から読んでいたはずです。なぜなら、5安打中恐らく3安打が初球だったはずです。これは、球種やコースを読み切ってバッターボックスに入っている証拠です。
そしてもう一つは、その狙ったボールを一球で仕留めるという集中力です。
信濃グランセローズの選手では、狙っていたボールが来ても、それをファールにしてしまったり、空振りをしてしまうケースもあるのですが、児玉選手は、甘いボールや狙ったボールを、ファールや空振りすることなく一球で仕留めていました。
今回、この違いを見せて貰ったことが、信濃グランセローズの選手にとってとても大きな収穫だったと思っています。
埼玉西武ライオンズさんに感謝致します。
以上です。