いきなりですが、過日営業の挨拶でお伺いしたお客さんのところで、このコロナ禍によって、なかなか海外に行けないという話の中から、これまで海外で遭ってしまった災難話をする機会がありました。
話しでは、荷物だけ違う空港に行ってしまったとか、先方から渡されたお土産が「刀のレプリカ」で、空港の別室に連れていかれ長い間説明させられたとか、機内の座席の横に、かなり太った人が座ってしまって、6時間も身動きが取れなかったとか・・・。
その社長は海外経験が豊富で、それこそいろいろな話が出て来ました。
そんな中、私のもっとも辛かった海外での経験を話したのですが、既に15年程前でしょうか。ある団体の用事でインドに行く機会があったのです。参加しなければならない会議も終わり、最終日は「せっかくだから観光をしよう。」と言うことで、ニューデリー近郊の世界遺産を巡ることになりました。
で、世界遺産巡りに出発する前、これまた「せっかくだから。」と、ホテルに併設されたインド式マッサージを数名で受けたのです。マッサージが終わった後は、なんだかよく分からないインドの飲み物を出してくれたので、なんのためらいも無く飲み干しました。続いて私の後にマッサージを受けた友人が出て来ました。そこで私は見てしまったのです。友人用に作っていた飲み物は、普通の蛇口か出てくるお湯で作っていたのです。と言うことは、私が飲んださっきのあれも蛇口のお湯で・・・。
そうです。「インドでは、生水には絶対に気をつけて下さい!!」「運が悪いと、生野菜を洗った水でもあたる人がいます!!」との注意をこれまでしっかりと守って来たのに・・・。
そこから観光が始まったのですが、ほどなく始まってしまいました。
私 「ガイドさん、我慢が出来ないのでお願いします。」
ガイドさん「インドでは、皆、その辺でしてます。」
私 「それは無理です。」
ガイドさん「次の場所までは時間が掛かるので、バスを止めるのでその辺でして下さい。」
私 「いや、絶対に無理です。」
顔が真っ青になり、あぶら汗がたらたらです。でも、バスは止まってくれません。
「ワールド・ヘリテージ」を巡るはずが、ワールドクラスの「ゲリテージ」になってしまったというお話です。
本当に辛かったです。
失礼しました。
以上です。