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人に任せるべき年齢 2024.5.16

 いきなりですが、最近では冒険が出来なくなって来ています。

 と言うのも、旅行や食事等で、新しく旅先を探すとか、いつもと違うレストランや食堂に行って見たいという気持ちが薄れて来ているのです。

 要するに、知っている場所の方が心地よく、楽なんですよね。

 以前は、例えば仕事上のお付合いで行かせて頂く旅行でも、一度行ったことがあるところに行くのはとても残念な気持ちになったものです。しかし、今では仮に自分が企画するなら、以前に訪れて感動したところや落ち着くところを選ぼうとしている私がいます。

 また食事でも、以前は、「今人気の行列ができるラーメン屋さん」なんかに興味津々で行ったものですが、最近では、昔から大好きで味が分かっているお店に行く方が断然多くなっています。また、例えば接待でそれなりのお店を利用するにしても、味やホスピタリティ度が分かっているお店を選ぶことが多くなってきました。

 で、当社には、長年お世話になっている住宅系のコンサルタントさんがいるのですが、恐らくこのコンサルさんにこんな話をしたら、「社長、そう言う感覚の方は、もう社長を辞任した方がいいと思います。」と言われるはずです。
 とにかく、このコンサルさんには、住宅を扱う会社である以上、常に新しいトレンドや、こと、モノをインプットしているべきだと言われ続けていますので。

 なので、気持ちを奮い立たせて冒険をすべきか、それとも心も休まり安心できる方を選ぶべきか?そんな話しを、とある私の友人に話したら、「それはね、俺たちは、もう人に任せる年齢になったってことなの。」と。
 要は、「いつまでも自分中心で自分が決めて、それを実行するのでは無く、なら、任せるから場所とか決めて。」と言うんだよと。「任せたところに連れて行って貰ったりしたら、それは否応なしにお前の新しいインプットになるし、仮に任された方が社員さんなら、そのミッションさえ理解していれば、選ぶ段階から今のトレンドがインプットされることになるから、社員さんに取ってもいいことでしょ。」と。

 なるほど。

 考えて見たら、旅先でもレストランの予約から行程から、何から何まで自分でやりたいタイプの私。そう言うのが億劫になって来ているのなら、「人に任せなさい。」ということなんですね。

 とても腹に落ちたと言うお話です。

 まあ、これも老化ですけどね。

 以上です。

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