過日アメリカ在住の知人から連絡がありました。
その際、ポストコロナの様子を教えてくれたのですが、それがとても皮肉な話しで、日本も他人事じゃないと思ったのです。
と言うのも、彼の住むロスアンジェルス郡でもいよいよ自粛緩和となり、経済活動が徐々に動き出して来たそうです。
アメリカにおいて、今回のコロナ禍を主な原因とする4月の失業者数は約2050万人。失業率は14.7%と、1930年代の世界恐慌以降で最悪の水準と発表されています。この最悪な数字も、経済活動の再開によってこれから段階を踏みながらその数字も改善されて行くと思いきや、再開したレストラン等のサービス業などでは、従業員確保が難しい状況に直面していると言うのです。
いったいなにが起きているのか?
そうなんです。一部の失業保険受給者は、せっかく働くことが出来たとしても、調べるとそこから支給される給与よりも失業保険をもらい続ける方が、収入がより高くなるという逆転現象が起きていると言うのです。
手厚い失業保険がひいては「人出はあるが人手不足」と言う、なんとも皮肉な現象を引き起こし、「コロナ禍ではあるが直コロナではない」ことが原因で不況の引き金になりかねないことが懸念されているというのです。
我が国の完全失業者数は、4月現在で189万人。前年同月に比べ13万人増加の2.6%。前月に比べ0.1ポイント上昇。これで3か月連続で増加しているようですが、問題は5月の統計でしょう。
アメリカの皮肉現象が日本でもあてはめられたら、失礼ですがその対象者は働くわけがありません。しかも、コロナ以前から既にその類の問題は発生しています。
そうなると・・・と、続きを書きたいのですが、厭な気持ちになるので止めておきます。
失礼しました。
以上です。
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