いきなりですが、写真をご覧下さい。
過日、朝の散歩が出来なかったため夜になっていつもの犀川沿いの堤防道路を歩きました。
そこで、気がついたのがカエルの大合唱です。いつのまにかそんな季節になっているんですね。
そんな中、1匹のカエルが堤防道路のど真ん中に大きな鳴き声を上げながらちょこんと座っていました。先週の「キャタピラー」に味を占めた私は、「逃げちゃうかな?」と思いつつもカエルの正面にスマホのレンズをかざしました。
さて、ここで問題です。カエルはなんの為にあんな大きな声で鳴くのでしょうか?
これは知っている方が多いと思いますが、オスガエルの求愛活動ですよね。ですから、我々が季節になると耳にするあの大合唱は、全てオスガエルの鳴き声なんです。
今回はヒキガエルでしたが、カエルはあの程度の大きさなのに、なんであんな大きな鳴き声を出せるのか?これは、のどやほおにある『鳴(めい)のう』というやわらかい皮ふのふくろがあるからで、この「鳴のう」には、のどで発した音を大きくする働きがあるそうです。堤防にいたカエルとは別のカエルですが、ちょうど「鳴のう」膨らませたカエルもその日のうちに撮ることが出来ました。
で、レンズを向けられた上のカエルですが、写真の通り逃げるどころかピクリとも動きません。しかし、大事な求愛活動である大声で鳴くことは止めてしまいました。
人ではありませんが、「人の恋路を邪魔するやつは・・・。」
と言うことで、帰り道では、「犬」にも「馬」にも遭わぬように注意したと言うお話です。
以上です。