いきなりですが、昨日は年に一度の健康診断で半日ドッグに行って来ました。
朝一で健診センター前に並び、受付をしてドッグのスタートです。
最近では、身長と体重を同時に測る機器があり、それに乗ると自動的に体脂肪率まで計測され、この結果をこれ見よがしにプリントアウトして渡されます。
「飯島さん、残念!!」「増えてますね。」とすっかり知り合いになった看護士さんからの残酷な宣告に続いて、採尿~採血~血圧~胸部レントゲン~視力~聴力~心電図~腹部エコー~眼底~眼圧~胃カメラ、そして最後に医師による診察という段取りで検査が進んで行きます。
昨日も大勢の方が健康診断に来ていましたが、誰もおしゃべりをするのでもなく、黙々と製造業の生産現場のようにことが流れて行きます。
こんな視点で見ていると、昨日は約25名ほどの方が健康診断に来ていましたが、この方達の全ての検査を半日で終了させるには、相当のシミュレーションを行っていることが分かります。
それが、製造業に生産現場のように見えるわけです。
さて、以前にもお話ししましたが、私はこの半日ドッグには1番行く必要があるのです。
と言うのも、私は、胃カメラ検査の「カメラ」は、都度洗浄し消毒はするが、使いまわしをしていると信じ込んでいたのです。
「でもさ、そのカメラ、結局は昨日も使ってるはずでしょう?」とよく言われますが、そうは言ってもその日一番にさらの胃カメラを飲むと言う信念があるので、これまで胃カメラ1番は譲ったためしがありません。
ただ、1度だけ2番になってしまう危機がありましたが、その日の1番の方が「バリウム検査」を選択したので、事なきを得た経験はあります。そんな危機も乗り越えながら、10数年に渡り、私がその日1番最初の胃カメラを飲み込んで来たのです。
でです。
昨日は、胃カメラ前に、カメラを口から入れる検査に加えて、鼻から入れる検査の注意事項が記載されたチラシを事前に読むようにと渡されました。
「えっ?」「鼻から入れるカメラもあるんだね?」
「飯島さん、もう数年前からありますよ。」
「へぇー、知らなかった。」
「ただ、鼻からのカメラは台数が少ないので、直ぐに予約でいっぱいになっちゃいます。」
「えっ?」「だって洗って消毒してまた使うんじゃないの?」
「なに言ってるんですか!」「その日一度使ったカメラは、使いません。」「胃カメラも一緒ですよ。」
「えっ!」「えっ!」「えっ!」
私の10数年に渡る努力は何だったんでしょう。
どうでもいいですよね。
現場からは以上です。