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傾向(見られている) 2019.4.19

 いきなりですが、当社では、私たちの生活に欠かかすことの出来ない道路の維持や管理のお仕事を、土木事業本部で対応させて頂いています。過日、長野市から発注のあった道路舗装の復旧工事を施工したベテラン職員から、本工事終了の所感を全体朝礼で聞く機会がありました。

 この所感を聞いて、身につまされる思いをしました。

 と言うのも、本工事は、日中の交通量が多いため、安全確保と日中のスムーズな通行を確保するべく、夜間作業を余儀なくされました。夜間作業の現場では、ガードマンの配置はもちろん、目立つ照明や安全の為の仮設フェンスにカラーコーン等を駆使して、ドライバーへの注意喚起と安全確保、そして現場作業員の安全を確保する為に、日中の工事に比べ、「物」も「気」もより高い配慮を施します。

 今回、夜間作業で且つ交通量多い本現場を担当したベテラン職員は、安全に対して緊張感を持って、かつ神経質になっていたと思います。そんな工事を無事に終えた中で、今回述べた所感は、「なるほどベテラン職員ならではの観点だな。」思いました。

 と言うのも、曰く、本現場を施工する中である傾向に気が付いたと言うのです。当然ですが、夜間はトラックの交通量が俄然多くなります。そこで、トラックがこの現場を通る時に、通る側としての配慮が、運送会社によって全く違うと言うのです。

 私は、驚きました。

 ドライバーによって違うのはなんとなく理解できます。しかし、運送会社によって違うと言うのです。

 要するに、A運送会社のドライバーは、現場を通る時、ガードマンに対し「お疲れ様。」「ありがとう。」と見たいな感じで、小さく頭を下げながら、細心の注意を払うように徐行で通行してくれたそうです。また、B運送会社は、現場に気を付けながらも普通に通行。しかし、C運送会社になると、工事のある無しに関係ないスピードで走って来て、ついには安全確保の為のカラーコーンを吹き飛ばしているのに、何も無かったように走り去ってしまう。それも1度だけでは無かったというのです。

 更に、「今回、運送会社さんによって傾向が明確に出ました。」「これだけの違いがあることに驚きました。」「良いことの傾向ならいいですが、悪しきことの傾向がはっきり出てきてしまいました。」「しからば、我々も、いつも見られていると言う意識を持って仕事に向き合いたい感じました。」との事でした。

 本当にその通りだと思いました。

 以上です。

飯島建設株式会社