社会問題化しているあおり運転とは違いますが、渋滞等で、左車線にいる車が本線に入りたいとウィンカーを出しているのに、「入れてやるもんか!!」みたいな態度で、前方の車との車間を無理に詰めるドライバーがいます。
私は、こう見えて(←どう見えて?)そのような場合、大概は本線に合流できるように前方との車間を空けるタイプです。
もう2年ほど前の話です。友人であり、お仕事の付き合いもある【鼻モゴモゴで有名なY君】の車に同乗し羽田空港から東京駅に向かう時の事でした。その時は、時間もあるのでせっかくだからと東京駅周辺で食事をしてから長野に帰る予定をしていましたから、それほど急いではいませんでした。
その時にことは起こりました。
Y君が前記のように、左車線からの車を意地でも本線に入れないような運転をしたのです。
私は思わず、「入れてやれよー。」「急ぎじゃないんだから!」とY君に怒気を込めながら促しました。
Y君 「えっ!何でですかー?」「私、こういう時絶対に入れないんです。」
私 「それ、自慢?」「入れないと、なにか得するの?」
Y君 「いえ、まあそう言うことは無いのですが・・・。」
私 「だったら、入れて上げればいいじゃん。」
と、Y君は渋々ながら左車線からの車を入れて上げました。
で、過日のことです。
Y君 「あの時飯島さんに怒られてから、反省して、道を譲るようにしていたんです。」
私 「なんの話?」
Y君 「覚えてますか?」「左車線の車に道を譲る話ですよ。」
私 「ぷっ。」「ああ、覚えてるよ。」
Y君 「それが、譲るようしにしてから、仕事が順調に運ぶようになったんです。」
私 「へぇー、それは良かったじゃない。」
Y君 「怒られた時は衝撃的でした。」「俺はなんて小さい人間なんだと思って。」
Y君 「こういうことをしていると、運もついてくるんですね。」
私 「それは良かった、良かった。」
Y君 「はい、ありがとうございました。」
と、こんな感じでY君が話してくれました。
ただ、「道を譲るのと、仕事は関係ないと思うよ。」と心の中では思っていましたが、それを口に出すのはやめておきました。
だって、前向きにとらえることは大切なことですからね。(笑)
以上です。