いきなりですが、我らが信濃グランセローズは昨夜行われた群馬ダイヤモンドダイヤモンドペガサスとの一戦を制し、2年ぶりのルートインBCリーグ北地区優勝を果たしました。

　監督・コーチ・選手、そしてスタッフは、このコロナ禍の中で細心の体調管理をし、よく頑張ってくれたと心から拍手を送りたいと思います。

　昨夜は試合開始には間に合いませんでしたが、私も試合の行われた高崎市の城南球場に駆け付けました。
　6-0と言う点差の割には、とても厳しい試合でしたが、ピッチャーの粘投と再三チャンスをつぶしてきた打線でしたが、ようやく7回に貴重なタイムリーヒットが出て勝利に繋げました。

　試合後、球団職員と帰路についたのですが、創設以来グランセローズがどうしても勝てなかった時の話になりました。
　大切な試合ではことごとく、特に強敵である群馬ダイヤモンドペガサスにはいつも惨敗。緊張からか、腕が縮まってしまい、プレーは全て消極的になり、持っている力の30％も出せずに優勝が出来ない時間が10年も続きました。
　敗戦後、帰りの車内では誰も一言もしゃべりません。出てくるのはため息ばかりです。あの嫌な雰囲気は忘れることが出来ません。

　そんなこともあって、今でも東京への車を利用した出張の帰り、夜の10時過位に藤岡インターチェンジを通過するあたりから、野球にはまったく関係ない仕事の帰りなのに、あの時の嫌な思い出が蘇ったりします。要はトラウマですね。(笑)

　でも昨日は、球団創設以来16年間連れ添った球団職員と共にそのことも笑い話に出来るようになったことがとても新鮮というか隔世の感があるというか・・・。素直に嬉しかった。

　ただ、シーズンはプレーオフに進むこれからが本番です。

　腕が縮まらないように、消極的にならないように、思いきり戦って欲しいと思っています。

　以上です。