いきなりですが、我らが信濃グランセローズがルートインBCリーグ北地区優勝を記念しての「優勝記念ブログその2」を記させて頂きます。
さて、信濃グランセローズは、今シーズン常に勝ち星先行で後半からは首位を明け渡すことなく安定した戦いぶりを続けて来ました。
お盆前からは独走態勢に入り、2位とのゲーム差も6から最大7.5ゲームまで広がりました。
しかし、信濃グランセローズの柳澤裕一監督は、2位に7ゲーム以上差をつけて優勝マジックが点灯した状況にあっても、私と話す時も、ファンや関係者の皆さんとお話しする時、そして勝利監督インタビューの時であっても、決して「優勝」を意識するような言葉は発しませんでした。
彼の口から出る言葉はただ一つ、「目の前の一戦一戦を大事に戦うことだけです。」の一点張りです。
これはなぜでしょう?
例えば、これは野球に限ったことではありませんが、スポーツ競技の指導者はなんで選手がしないのか?
プレー自体を教えるなら、現役選手がチームマネジメントしてもいいと思うのですが、それはほとんど無いケースです。
これはなぜなのか?
それは、野球(競技)の怖さを知っているからです。
今シーズンも終盤まで7点差をつけていた試合をひっくり返されたことがありました。
野球にはこういうことがあるんです。なので、野球の監督は、これまでの指導者経験、または野球を外から見てきた経験から来る野球の恐ろしさを知っている必要があるんです。
それを知っているからこそ、優勝マジックが出ようが、何ゲーム差つこうが、勝負が決まるまでは「優勝」なんて言葉はおくびにも出せないんです。
「だから?」と言わないで下さい。(笑)
以上です。