いきなりですが、来月で57歳になりますが、未だにいくつか漢字の使い方で迷うと言うか、分からなことがあります。
で、今回は「十分」と「充分」の使い分けについてです。
皆さんは、この「十分」と「充分」をどのように使い分けていますか?
おそらく、これと言った確証のないまま使っている方が多いのではないでしょうか?
もちろん私も数十年間、「じゅうぶん」を使う時にどちらを使うか迷って来たのですが、ついぞ調べることがありませんでした。しかし、過日思い立ってようやく調査することが出来ました。
結論から言うと、「じゅうぶん」の漢字は本来「十分」のほうであって、「充分」はあて字だそうです。文科省は「十」のほうを教育漢字として扱っており、教科書や公文書などでは「十分」と書くのが一般的とされています。
しかしです。「充分」を使うことが間違っているわけではありません。
更に深堀りしてみると、「十分」は漢数字を用いている点からもわかるように、対象となる人や物が数値的あるいは物理的に足りている際に使われる傾向があります。要は、「人数が十分足りている。」みたいな時ですね。
一方の「充分」は、数値的な時でなく、精神的に足りている時に使われるのが一般的で、たとえば「その気持ちだけで充分です。」みたいな時に用います。
私は、これでやっとすっきりしました。
で、皆さんはこの説明で「十分?」「充分?」ですか・・・???
えっ?この場合はどっち?
失礼しました。
以上です。