今回の災害復旧は、当然ながらまだまだ続きます。ただ、本ブログでは、本日のVOL.10を以って連載報告は閉じさせて頂きます。
さて、過日、行政と応急仮設住宅の打ち合わせをしました。打ち合わせの中でかなりの難題が持ち上がり、少し萎えながら帰社しました。
すると、当社の総務部長がいきなり私の部屋に飛び込んできました。
部長 「すみません。」「この現金書留、工事金かと勘違いし経理で開封してしまいました!!」
私 「えっ、何のこと?」
部長「現金書留で、社長に宛てにこれが・・・。」
私 「現金が送られてくるなんて、思い当たる節が無いなー。」
と、その書留の送り主を確認すると、このブログでも何回か紹介している、私の大学野球部時代の後輩(付き人)で、現在は群馬県で会社を経営しているK氏から送られてきていたのです。
K氏は長野県の出身です。縁あって、現在は群馬県の太田市で社長として活躍していて、とても実直な男です。
ただ、今回の現金書留、いったい何のつもりかと思い、早速彼に連絡を取りました。
私「Kよ、突然現金書留が届いたが?」
彼「はい。」
私「はいじゃなくてさ、これどうしたの?」
彼「はい、テレビを見ていて、災害があまりにも酷くて。」「私の実家は大丈夫だったのですが。」
私「うん、それで?」
彼「はい、こちらにいて何もできないので、今回はこれで。」「飯島さんなら、役立ててくれると思って。」
私「マジでか!!」「・・・。」
最近、涙もろくなっていますが、涙が溢れました。
現金書留の中身には、メッセージ等は無く、ただ義援金だけが入っているのも彼らしい。被災地や被災者の方々は、現地での復旧活動に携わる方々や、このK氏のような方々に支えられ、更には勇気をもらって前に進むはずです。
必ず役立てます。
ありがとう。
以上です。