縄文時代 158 149
古墳時代 163 152
平安時代 157 147
江戸時代 155 145
明治時代 157 145
大正時代 160 151
昭和時代 167 157
平成時代 171 158
令和元年 171 158
いきなりですが、上記の年代と数字は何のデータなのか分かりますか?
気付いた方もいると思いますが、このデータは日本人の平均身長の推移です。(左が男性・右が女性)調べるデータによって、誤差が結構あるのには驚きましたが、ある資料から統一し抜粋してみました。
さて、このデータを見てまず驚くのは、縄文から平安時代の平均身長より、江戸時代の人の身長が低かったこと。男性で言えば、江戸時代は古墳時代に比べて8cmも小さくなっています。
その原因として一般的に言われているのは動物性たんぱく質の不足。江戸時代には獣肉があまり食べられていなかった事から動物性たんぱく質が欠乏し、骨の成長の停滞につながったという説。古墳時代には米が食料の中心となり積極的に獣肉を食べるという習慣は少なくなって来たようですが、それでも田畑を荒らす獣を捕らえ食料不足を補ったりしていたので、それなりに動物性たんぱく質は摂取していたようです。
まあ、もう一つの大きな原因としては多種多様の血が入り難い「鎖国」が大きな原因の一つなのは間違いないと思います。
更に調べてみると、昭和時代にも一時的に身長が下がっている時期がありました。この原因は先の戦争による日本全体が栄養不足に陥ったことが原因なのは明らかですね。
また、気になるデータを見つけました。それはなんと1979年の男性171.5㎝、女性158.5㎝をピークに平均身長が低下しているというのです。いくらバブル崩壊があったりリーマンショックがあったからと、昔に比べて栄養が不足しているなんて考えられませんよね。身長が高ければ全て良いとは言いませんが、とても心配なことではあります。
加えて、昨今では家庭の事情から満足に食事の摂れない子供たちも増えています。
私は、国が最優先で取り組まなければならないのは人口減少問題だと思っています。その取り組みの前に、今いる子供たちにすら満足に食事をさせられない国が、人口減少に歯止めなど掛けられるはずが無いと思います。
これが今一番大切なことです。
私も、やれることはやって行きたいと思っています。
以上です。