現在、世界に約13億人の信者がいると言われているローマ・カトリック教会のトップであるフランシスコ教皇が来日されています。教皇の来日は、実に38年ぶりのことだそうです。
私は、先祖代々曹洞宗ですから、原則としてカトリックに触れる機会はあまり無いのですが、映像で見させて頂いていても、あの佇まい、乳児にキスをする行為、時々の所作、歩き方ひとつ、発せられるお言葉、もうその存在自体に言葉では表せない威厳を感じます。
今回の来日で、教皇はこれまで多くの事を語られましたが、その中でも私が一番印象に残ったお言葉が、以下。
「最新鋭で強力な武器をつくりながら、なぜ平和について話せるのだろうか。」「差別と憎悪の演説で自らを正当化しながら、どうして平和を語れるだろうか」
誰を対象にしたお言葉とか、そういう低いレベルの話では無く、まさに正論です。
また、ミサに集まった方々が、教皇を「パパ」と呼んでいるのにも驚きました。そういうものなのですね。
ところで、教皇はいつから「法王」から「教皇」になったのですか?両方の呼び方があるのですか?
まあ、そこじゃないですね。
いずれにしましても、あの「威厳」に教皇の「存在」の大きさを感じました。
以上です。