いきなりですが、長野駅は海外からのお客さんで賑わっています。
過日もお話しましたが、新幹線も乗客の30%ほどが外国人の方々だとの印象があります。
さて、表題の件ですが、皆さんは山賊焼きをご存知ですか?
山賊焼きとは、一言で言うと、大きな鶏肉の唐揚げで、長野県では松本市や塩尻市周辺の郷土料理として有名です。
山賊焼きの名前の由来は、いろいろとあるようですが、有名なのは二つ。
一つ目は、塩尻市の居酒屋「山賊」の前身、「松本食堂」が第二次世界大戦前後に売り出したという説。
二つ目は、松本市の食堂「河昌」による「山賊」は物を取り上げる→鶏揚げる(とりあげる)という語呂合わせからのネーミングとする説。
まあ、これはどちらでも構わないので話を戻しますが、過日長野駅に用事があって、総菜やお弁当を売っているフロアを通ると、人だかりができていたのです。
興味があったので、私もその人だかりに近寄って見ると、その人だかりはほとんどが外国人観光客と思しき方々。
で、なにをしていたかと言うと、このフロアにある唐揚げ屋さんのショーケースに積まれていた大きな山賊焼きをカメラに収めるための順番待ちをしていたのです。
たしかに大きな山賊焼きでしたが、並んでまでしてカメラに収めるほどのものなのか?
やはり、視点と言うかツボと言うか、それぞれ国によって違うものですね。
思い返して見ると、この外国人観光客の人だかりには中国や台湾、そして韓国系の方々はいませんでした。
考えて見たら、アジア地域の国に行って、屋台街なんかを覗くと、豚や鳥がそのままの姿でなんとなく調理され、店先にぶら下がっていたりしますから、それは大きな山賊焼き辺りでは驚きませんよね。
勉強になります。
現場からは以上です。