お陰様で、昨夜の21時くらいに長野に戻りました。

　せっかくですから、もう少しアメリカの話を続けたいと思います。

　皆さんはカリフォルニア大学バークレー校はご存知ですよね？1868年に設立されたアメリカでも屈指の公立大学。カリフォルニア大学（UC）10校の中でも最も伝統のある大学です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

　

　さて、過日もお話をしたアップル社に勤務する知人は、その昔、今で言うところの不登校でした。中学には全く行ってなかったと思います。その彼とは、私が会長をしていた、あるボランティアで知り合いました。このボランティアは、2005年に大きな世界大会を長野で開催することになっており、とにかく人が足りません。そこで、たまたまボランティアで繋がっていた彼のおばさんの紹介で彼と出会いました。そのおばさんの勧めもあって、彼は、中学生にも関わらず、ボランティアを手伝うことになりました。当初は私も、「学校に行かずに、ボランティア？」「そんなことしてもいいのか？」と思ったのですが、親御さんもおばさんも、何より本人が「やりたい！！」と言っているので少し様子を見ることにしました。

　以来、私が帰宅すると、彼が私の家にいながらボランティア作業を手伝うと言う生活が、それこそ4年ほど続いたでしょうか。かなりハードなボランティアでしたが、14歳～18歳と言う若さにも関わらず、彼は大会に必要なプログラミングを一人でデジタル化してくれました。本当に助かりました。

　その後、そうです、この彼が大検資格を取得し、実はこの超難関大学のカリフォルニア大学バークレー校に入学したのです。

　今回、サンフランシスコの不動産関連会社を訪ねたあと、彼がシリコンバレーから駆けつけてくれて、バークレー校を案内してくれました。

　

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

　

　あの当時、家でかつ丼を掻き込みながらコンピューターと格闘していた少年が、随分と立派になり、なんだかお父さんのような気持ちで、彼の説明を聞いてきました。

　考えて見たら、あの頃から天才肌だったかな？

　つづく。