いきなりですが、過日社員と営業に出かける途中、プライベートな話を聞く機会がありました。
その話が震えるくらいにいい話で涙を堪えるのに苦労しました。
と言うのも、その際、子供たちの進路の話題になったのですが、彼には二人のお嬢さんがいて、お姉さんは既に看護学校で勉強中。また、来年高校を卒業する妹さんも既に公立の看護学校への推薦入学が決定しているとのことでした。
以下、その時の会話を、
私「そうか、よかったね。」「妹も、やはりお姉さんの後ろ姿を見ていて、看護士を目指すんだね。」
彼「はい、まあ、ただそれがちょっと違うんですよ。」
私「えっ?」
彼「社長もご存知の通り、下の娘は小さい頃、とても体が弱い子でしたよね。」
彼「ですから、しょっちゅう豊科のこども病院にお世話になっていました。」
彼「下の娘に言わせると、その時に診てもらった優しい先生や励ましながらお世話してくれた看護士さんのことが忘れられなかったと。」
彼「そして娘は、将来、絶対にこども病院の看護士さんなると決めたというんです。」
彼「だから看護学校も、こども病院への就職率が高い学校を選んでいるんですよ。」
私「・・・・・。」
私「それ、凄いな。」
と、ここまで話を聞いて、涙を堪えるのに大変でした。
体の弱い小さな子供に、大きな希望を与えることのできる実に素晴らしい先生と看護士さん。そして幼いころからその姿を理想として、その背中をぶれずに追う若者。人のする事とは思えないような虐待等が起こる世の中ですが、この話を聞かせて貰って、まだまだ大丈夫だと確信しました。
因みに、下の娘さんが来春から通うことになる某看護学校の学校長は、図らずも当時の娘さんに「志」をもたらした、その先生なんですって。
以上です。